ケアレスミスのなくす方法
社会保険労務士試験まで、あと1週間を切りました。「時間がない」と思う方も多いと思いますが、まずは、あせらず過去問題集などで、基本、ベースとなる知識を確認していきましょう。そこで、でてくるのがケアレスミスというミスです。解答解説をみて、「あっ、そうだった」となる問題、結構あると思います。本試験終了後の解答解説会でも、「5問(択一式70問中)もあったんですよ。あとで見たら、できた問題が」という声。よく聞きます。
例えば次の問題(国年法、平成22年、問9-B)
20歳未満の初診日において厚生年金保険の被保険者であって保険料納付要件を満たしている場合、障害認定日が20歳未満であってその障害認定目において障害等級に該当すれば障害厚生年金の受給権が発生するが、障害基礎年金については障害等級に該当していても受給権の発生は20歳以降である。(× 法47条1項)
ひっかけのポイントが分かり、すぐに「×(誤り)」と分かった方 → とくに問題なし
ちょっと悩んだ方 →
間違えた方、分からなかった方、不安だった方 → これを機にしっかり押さえましょう。
これ、ケアレスミスと処理してはいけません。これ典型的なひっかけです。本試験ではこんな問題がたくさん出題されていますし、このレベルの問題で合否が分かれるんですよ。文頭の「20歳未満の初診日」に頭の回転がひっぱれてしまったのですよね。次の「厚生年金保険の被保険者」という部分がもう目に入っていない。仮に目には入ったとしても、頭に入らない。ここのポイントは「厚生年金保険の被保険者」=『国民年金の第2号被保険者』→『20未満障害』ではなく、通常の『障害基礎年金』となるわけですね。
この問題のポイントをルーズリーフに書き出し、ケアレスミス的だったことも書き加えていきましょう。
これ、これからでも、どんどん書き加えていきましょう。
試験当日見返すのは、これですよ!