社会保険労務士試験の発表を受けて
先日、平成24年11月9日に第44回、社会保険労務士試験の
合格発表が行われました。
受験申込者数 66.782名
受験者数 51,960名
合格者数 3,650名
合格率 7.0%
合格されました方、本当におめでとうございました。
調査した合格率の中では、平成6年の合格率6.8%に続き、
2番目に厳しい合格率でした。
合格基準点は次のとおり。
選択式試験 40点満点中26点以上
かつ各科目5点満点中3点以上
(ただし、厚生年金保険法は2点以上)
択一式試験 70点満点中46点以上
かつ各科目※10点満点中4点以上
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発表された結果から考えたことを少し・・・。
選択式試験の社会保険に関する一般常識が
2点以上とならなかったこと。
いままでの選択式試験で、
2点以上となった科目は次のとおりでした。
平成23年度 5科目(労基、労災、国年、厚年、社一)
平成22年度 4科目(健保、厚年、社一、国年は1点以上)
平成21年度 3科目(労基、労災、厚年)
平成20年度 3科目(国年、厚年、健保は1点以上)
平成19年度 -
平成18年度 5科目(労基、労災、雇用、社一、厚年)
平成17年度 1科目(労基)
平成16年度 1科目(健保1点以上)
平成15年度 4科目(労一 国年、厚年、社一)
平成14年度 1科目(労基)
平成13年度 3科目(労基、国年、厚年)
これらのことから考えると、
選択式試験で2点になるかどうかはまったくわからない!
とにかく、3点以上を確保すること、となりますね。
でも、逆に考えるとライバルは一緒に勉強している友人たち、
ではなく、どんな問題が出題されても、3点以上とるということ。
今回、私の周りでは、選択式試験、
とくに社一で2点という方が多くいらっしゃいました。
中には昨年は選択式試験の労一で2点、今年は社一が2点という方も
残念な結果だったと思います。
簡単に言ってはいけないかもしれませんね。
3,650名の方は他の基準をクリアしたうえで、
社一で3点以上確保しています。
また、社会保険労務士として、活躍していく自分を考えれば、
ここで1年、2年多く年月をかけたとしても、
差はありません。
がんばった方こそ、
なかなか気持ちの切り替えが難しいとは思います。
今年最後にしようと思った、もう合格できない・・・etc
いろいろと事情はあると思いますが、
私からいえることは、
自分を信じて、いっしょにがんばりましょう。