正確な知識

今回は、少なくとも正確な知識を! です。

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あともすです。

さて、もう来月に本試験となり、
残り時間は少なくなってきました。

本試験までには、
記憶することは山ほどあります。

回は全てを覚えなくても、
正確な知識があれば解答 (得点)できる
という点についてコメントします。

もちろん数多く正確な知識を身につけられれば、
それに越したことはないですが、
よくご相談をいただく受験生の方には、
仮に全てを覚えなくても
しっかりした知識があれば
得点は取れるケースがあるとアドバイスしています。

今回は障害年金を例にあげてみます。

障害年金には程度に応じて
1級
2級
3級 (厚年のみ )
障害手当金 (厚年のみ )
となっています。

その程度については
当然ですがそれぞれ法的な定義があります。

この定義について出題があった場合ですが、
2級と3級の定義をしっかり押さえていれば解答できます。

2級 :「日常生活が著しい制限」
3級 :「労働に著しい制限」

この2つだけ
“一言も漏らさずしっかりと”
押さえてください。

1級 では「不可能」という表現が用いられています。
2級 より障害が重い方ですから
「著 しい制限」ではく
「不可能」と定義されています。

障害手当金は3級より障害が軽い方で
「初診日から5年以内に治癒し、労働に制限」
と定義され
“著しい”という単語がありません。

2級と3級の定義には
どちらにも「著しい制限」と出てきますが、
厚年にしかない3級では
“労働”といかにも厚年っぽいですよね。
逆に2級は”日常生活”
と如何にも基礎年金らしいですよね。

繰り返しになりますが、
覚える項目を絞り込むということは、
“曖昧さを完全に排除する”
と いうことです。

自分の経験では、
うっかりとか
ケアレスミスとか
はその殆ど全てが”曖昧な知識”でした。

曖昧な知識は
試験時間を浪費し
脳を消耗する要因になり、
本試験では通用しません。

時間が限られている方は。
全てをぼんやり覚えるよりは
たとえ部分的であったとしても、
正確な知識を身に着けるようにしてください。

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模試や答練の復習でも同じことがいえます。
時間のある方は、全問題、完璧に復習すればよいので、
特にコメントは不要ですね。

模試を例にとれば、
解いた問題は70問、350肢。
仮に35点だった方がいたとします。

復習する際には、
できた35問のうちでも、
ちょっと自信がない問題を10問ピックアップ。

できなかった35問のうち、
ケアレスミスをした問題、
記憶違いをしていた問題、
解答解説を見たら、できそうな問題を
10問から20問ピックアップ。

決して全問題ではありません。

できたけど自身のない10問

間違えた10問から20問の
合計20問から30問を復習します。

ただ、この際も全部の肢を
復習するのではありません。

答になった肢と
迷った肢(自分が選んだ肢)の
各問2肢の復習をしましょう。

で、これらの論点を確実にする。

試してめても!

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